いっぱい笑うきみが好き

大倉くんと関ジャニ∞が大好きな一オタクの私見。みんなが幸せそうに笑っててくれればそれでいい。

『関ジャニ∞の元気が出るLIVE』のBlu-ray初見を終えて

ついに発売されましたね……自担不在のオーラス……

発売が発表されたときは買おうかどうしようか正直ちょっと迷ったけど、タワレコオンラインの10,000円以上で2,100円引き(キャンセル不可)の安さで早々に注文して、発売日前日の6月14日の午前10時に無事フラゲを完了し、そのままオーラスに一緒に入ってた連れ(丸山担)と地元のビッグエコーでぶっ続けで鑑賞会をしてきました。11時半から初めてお昼ご飯を食べながら本編見て、おつまみ食べながらメイキング見て、おやつを食べながらMCダイジェスト見て、全部見終えて一息ついて気付いたらフリータイム終了の20時で一人約1100円でした\(^o^)/コスパ最強\(^o^)/

 

そんなどうでもいいことは置いといて←、オーラスの感想自体は長々とこのブログに吐き出したんだけど、あの日の映像をもう一度見てみると改めていろんなことを思ったので、ちょっとまたここに書いておきたいなと思ったので、ちょっとつらつらと書いてみます…。毎度のことながら全然まとまってません…すみません…。

 

以下はDVD、Blu-rayのネタバレ含むと思います!買うけどまだ手元にないから見たくない!って方はご注意ください。

 

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スキャナーはいいぞ

ヤスくん出演の映画『スキャナー~記憶のカケラをよむ男~』、公開日の今日、映画館で観てきました!

前売り使って午後から地元の映画館で見ることは前日の夜から決めていたけど、朝から見てきた人たちの「スキャナーすごい」「スキャナーはいいぞ」という感想が並ぶTL、むしろ詳しい感想が全く流れてこないTLを見てどんな感じなのか全く想像つかないまま、事前番組とかも見ずに見てきました……

 

その結果、私の感想…

『スキャナーはいいぞ!!』

 

ネタバレ踏んでみるとおもしろさ半減しちゃう映画だと思うので、未見の人もまだたくさんいるであろうこの状況だとこれだけしか言えない!

 

「ちょっとあの公式Twitterのテンションが苦手で…」って思ってる人も、「ヤスくんもエイトも好きだけど、自担の映画じゃないしレンタルまで待とうかなー」って思ってる人も、迷ってるならだまされたと思って

レディースデーでもカップルデーでもファーストデーでも利用して一回見てみ!!

ただし、ネタバレは絶対踏むなよ!!!!

 

以下、ネタバレ含む映画の感想ですので閲覧注意でお願いします。

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あなたに逢いたいでも逢えない 逢えなさすぎせつなすぎ

2016年4月20日、関ジャニ∞の元気が出るLIVE最終日から約3か月、ようやくこのライブの模様を収めるDVD&Blu-rayが6月15日に発売されることが発表された。

 

以前、わたしはこのライブのオーラスについて今考えるとアホみたいに長い思ったことをただただ書き連ねた感想文を書いた。

 

milkyan8888.hatenablog.jp

milkyan8888.hatenablog.jp

 

この忘れられないオーラスがDVD&Blu-rayの本編として収録されるらしい。

あのオーラスはすごく力強くて関ジャニ∞がかっこよくて誇らしくなる素敵なものになったけれど、正直いってもう二度と見たくない光景であった。大倉くんがいないライブの様子を形として残してほしくなかった。

ZIPで解禁されたその映像を見ただけで、あの時の寂しさやどこに思いをぶつけたらいいのかわからないやりきれなさを思い出して、震えと動悸が止まらなくなった。これだけアホみたいな長文感想文を書いておいてもまだ、わたしの中であの日の出来事を消化しきれてなかったらしい。

ツアー中一度もダブルアンコールで出てこなかったのに、初めてオーラスでダブルアンコールの声にこたえて出てきてくれたけど、『次はちゃんとそろった形でやりたいから』と曲をやるのを拒否して戻っていったこともあったから、ずっとどこかでこんな形でDVDになることを覚悟していた部分もあったけれど、ちゃんと本編映像としては各地の映像のつなぎ合わせでもいいから、Blu-rayじゃ出せない画質でもいいから、7人でパフォーマンスしている様子を収録してくれるんじゃないかと信じていた。*1

 

 

辛い。

いないとわかってるのに大倉くんの姿を探してしまったこと、大倉くんがいないドラムを見つめながら頭の中で他の公演の時の大倉くんを思い出しながら見ていたことを思い出しながら見ることになるのかなと思うと辛い。

今回のライブがすごく楽しくて大好きだっただけに、何度も繰り返し見たいのに……。

今はまだ映像が手元にないからセトリ順に曲を聴いても元気が出るLIVEの大倉くんはどんな感じだったか脳内再生余裕だ。だけど、人間はどうしても忘れちゃう生き物だから、大倉くんがいない元気が出るLIVEの映像が形になっちゃったらどんどん記憶が上書きされて大倉くんがどんな感じだったか忘れちゃうのかな……。そんなのしたくないけど……。

 

ツアーDVDが発売されたら、いろんな友達やオタク仲間とかと集まって鑑賞会するのも楽しみの一つだと思う。そしてそこでツアーの感想を語り合うこと、『この角度最高!』とか『ここはこの人を映さなきゃ!』とか映像にやいやい言うことも楽しい。

わたしが鑑賞会でなにより楽しいと思うのは、他担に《自担のここがかっこいいポイント》をわかりやすくプレゼンしあえることだと思う。現場ではみんな基本的に自担しか見てないと思うから、DVDを見て「あの子はここでこんなことしてたのね!初めて知った!」ってなることが多々あると思う。そうやっていろんなメンバーのかっこいいポイントを探すのも楽しいし、『あーここであの子はこんなことしてたのに!これが入ってないなんて悔しい!』と語り合うのも楽しい。でもオーラスの本編映像だと大倉担は、あの曲あの場面での自担の魅力を語り合うことができないんだな…と考えるとすごく寂しい。どうしても「あのときはこうだったんだよ…」って話し方になる事しか想像できない。

 

このことについては本当にいろんな意見があると思う。オーラスに入っていた人、入ってなかった人。オーラスに入っていた人の中でも大倉担か他担か、他担でも大倉担と一緒に入っていたかそうでないかでだいぶ考え方も違ってくると思う。こういう分け方をしてしまったけど、そうじゃない!って考える人もいると思うけど。

正直に言うと、ツアー後に他担の友人と会ってオーラスのことを喋ってた時に「でも珍しいもん見れたし、頑張ってる(それぞれの)自担見れたしすごいよかったよね」って笑顔で言われた時になんかものすごい温度差を感じてすごく寂しかった。オーラスに入ってた一大倉担としてまだ消化しきれていない気持ちを聞いてほしかった受け止めてほしかっただけなのに、*2そういうまとめ方でさっぱり終わられた感じがすごく寂しかったし悲しかった。

こういうことを言ってても、別に他担を突き放してるわけでは決してなくて、オーラス後に心配して声をかけてくれた他担の友人もいたし、それこそ混乱している私の言うことを「そうかそうか」と受け止めてくれるその存在がすごくありがたかった。でも、今回の発表への反応をいろいろ見ているとどうしてもこのことを思い出さずにはいられなかったのでここに吐き出させてもらいましたすみません……。

 

21日更新のレンジャーで大倉くんがこのDVDについて思ったことを更新してくれた。読むだけで胸が苦しくなった。そりゃ誰よりもあの日辛かったのは大倉くんだし、あの日の映像を見るのが辛いのは大倉くんだ。たぶんラジオでもDVDのことについて触れるだろうけど、そこではちょっとふざけながら話しそうだし、*3、その映像を見て思ったことをこうやって真面目で誠実な文章で真摯に伝えてくれたことで、ネガティブな方に傾いていた気持ちが楽になった気がする。

今のところまだ特典映像の方の詳細は発表されてないから、もしかしたら私が見たかったものがそこに詰まっているかもしれないからそこに期待したい。

 

特典映像の充実っぷりを期待してわたしは両方予約を済ませた。

別に「買うよ!」って人はごめんなさいって言わずに堂々と買えばいいと思う。なにも悪いことじゃないんだし。でも、いろんな意見があってしょうがないんだし、「買わない」っていう人の気持ちもわかるから、そういう人だったり「買うと思うけどでもなー…」って悩んでる人だったりについて「なんで買わないの!買わなきゃeighterじゃない!」って非難するのだけはやめてほしい……。

 

とりあえずこれで発売前にDVDの本編映像についてグチグチ言うのはやめにしようと思う。特典映像の詳細がわかったらまたやいやい言い出すかもしれないけど。

こんなネガティブな長文にお付き合いいただきありがとうございました!

 

あ、このDVDについてのインフィニティ・レコーズさんの宣伝文に対しては言いたいこと山ほどあるからまた別の記事でツッコミ大会をしたいと思ってます^^誰やあの文章書いたやつ^^

*1:そういう考えとかも酌んでくれたから生産限定という形にしたのかもしれないけど

*2:そういう考えがわたしのただのエゴなのかもしれないけれど

*3:それも大倉くんらしいんだけど

SICKSの名台詞から考えた「笑う」ということ

BSJAPANで放送されていた「SICKS~みんながみんな.何かの病気~」が、3月28日最終回を迎えた。

SICKSは昨年の10月~12月にテレビ東京系で放送されていたおぎやはぎやオードリーなどが出演するコント番組だ。放送当時から「SICKSがすごい」と聞いていたのだけど、私が住んでいる地域ではテレ東ネット局がなかったので、今年の1月からBSでやっていた遅れ放送を録画して毎週見ていた。

SICKSは30分の中で2,3本のコントが詰まっている“オムニバスコント番組”なのだが、実はすべて同じ世界の中の同じ時間軸のなかでの話になっている。最初のうちはそれぞれ独立したコントなんだけど、回を重ねるごとに同じ出演者が同じ役で別のコントに出ていたり、張り巡らされていた伏線が回収されていったりとすべてのコントが互いにつながっていることがわかってくる。

わたしはこういうオムニバスコント番組が好きなんだが*1、SICKSを見て、これはコント番組じゃなくて一本のドラマ作品だということが分かったときには感動した。それに気づいたときには、もう一度登場人物を整理して相関図を作りたくなったり、全部の話がつながってからのハラハラする展開にドキドキしたり、途中からコント番組の見方じゃなくドラマの見方に変わっていた。

この番組のことはどういう風に言葉にしたらいいかわからないけどとにかくすごい”しか出てこないので*2、お笑いナタリーの特集ページを見てみてほしい!*3

natalie.mu

SICKSは28日のBSでの最終回を迎えた同日にDVD&Blu-rayが発売され、30日からはTSUTAYAでレンタルも始まるらしい。気になった人はぜひ見てみてほしい。これはすごい。

 

そして、わたしが3か月見てきてブログに書きたいと思うまでこの番組に動かされたのは最終回の最後に出てくるヒロインのつばめちゃんのセリフのおかげだ。

 

「笑える世の中つくった人が、一番偉いよ」

 

昨日のブログでも書いたけど、ここ最近の春の改編、人事異動(?)のおかげでまぁ情緒不安定な日々が続いている。悲しい寂しい気分でいっぱいだったのに、アルピーANNの最終回ではあまりのばかばかしさと最終回なのにクソ回(笑)という結末におなかを抱えて笑っていたら、始まる前までに感じていた寂しさは気付いたらどこかへ行っていた。それでもロス症状なのかYouTubeで過去回の音源を見つけては毎晩聞いているんだけど、一度聞いたことがある回なのに何度聞いても同じところで笑ってしまう。でもそうやって笑うことでもやもやした感情を一時的だけど忘れることができる。笑いの力ってすごい。そういう笑えるものを作った人はすごいなと改めて思わされた。

 

わたしの好きな関ジャニ∞の大倉くんは関ジャニ∞10周年を記念したイベント、『十祭』の最後のあいさつの中でこんなことを言っていた。

「ツアーでみんなの笑顔を見た瞬間に、1人でも僕たちを見て笑ってくれる人がいるならば、このステージに立ち続けることが僕らの使命なんだなと気づきました。僕らこうやって7人いますけれども、7人やっぱり趣味趣向違って価値観も違って様々な考えを持ってますけれども、ひとつ《笑う》っていうこと。《人に笑ってもらう》っていうことが凄く大好きな人たちだと思うんです。で、バカやって笑ってそれ見てみんなが笑ってくれるっていう。これが僕は『関ジャニ∞力』なのかなと。」

笑うということの性質は違うかもしれないけど、人を笑顔にすること、という点は同じだ。わたしは今まで関ジャニ∞を見て何度も笑ってきた。その度に元気になってまた頑張ろうと思える。チケット業務や番組終了とか、オタごと関連でもやもやすることはあっても、最終的には現場でエイトの音楽を楽しんで、MCでおなか抱えて笑うことができたときにはそんなモヤモヤも忘れている。

わたしたちファンを笑わせることが『関ジャニ∞力』ならば、ここ最近のモヤモヤを吹き飛ばしてしまうような何かがこの先にある事を期待したい。

 

「笑える世の中を作る関ジャニ∞が一番かっこいいよ」

 

 

*1:最近だとLIFE~人生に捧げるコント~とか、ちょっと前だと笑う犬シリーズとか

*2:ただのボキャ貧

*3:結局丸投げ

春なんて嫌いだ

3月24日、私の好きなラジオが2つ終わった。

正確には一つは最終回、もう一つはパーソナリティ交代なんだけど、もう私が好きであった形ではなくなったので終わったといわせてもらう。

 

最終回を迎えたほうの『アルコ&ピースオールナイトニッポンシリーズ』は、2週間ほど前にこんな記事を書いた。

milkyan8888.hatenablog.jp

  最終回から3日たった今、「なんで終わるんだよ…」という気持ちは抜けないものの、清々しい最終回だったなと思う。それは、最終回なのに今までを振り返ってしんみりすることもなく*1、いつも通りの雰囲気で番組の大人気企画〈春歌アーティストの乱〉で、わけのわからない展開をして(いつものこと)、おなか抱えて笑って、時には呆れつつも、ばかばかしいほど気持ちよく爆散できたからだと思う。そういう終わり方もこの番組らしかった。

最終回の出待ちには300人?それ以上?の リスナーが駆けつけて、他局というより超ライバル局のTBSラジオの『おぎやはぎのメガネびいき』が、出待ちのリスナーが時間つぶし場所の難民になってるらしいからアルピーANNリスナーにインタビューするという事態にまでなった。深夜も深夜の3時~5時にやってるラジオでこんな数のリスナーが最終回に駆けつけるなんて前代未聞だと思うし、それだけこの番組が多くの人に愛されてたんだということがわかって、その様子が流れてくる #アルピーANN のハッシュタグを見ていて胸が熱くなった。

リスナーをしんみりさせない最終回の内容と終わってからの出待ちの熱気で自宅で聞いていたのにわたしもどこか興奮してたのか、アルコ&ピースの平子さんと番組の作家の福田さん、ディレクターの石井さんにTwitterでリプライを送ってしまったのは冷静になるとちょっと恥ずかしい*2

最終回の最後にも、この番組らしいおまけがあったし、そのおまけの文言がほんとになることを期待して、わたしの深夜の青春ともいえるこの番組が復活する日を待ちたいと思う。

 

そしてもう一つの来週からパーソナリティが交代する『レコメン』については、もしかしたら私の文章で気を悪くする人がいるかもしれないので続きのほうに書くことにする。

わたしはジャニオタだけども、関ジャニ∞が好きなのであって、関ジャニ∞を中心にジャニごとを見てしまうので、この先に書くことで他のグループが好きな人を傷つけてしまうかもしれない。なので、該当担の人は心の健康のためにもこの先はスルーしてもらうことをオススメする。

*1:リスナーが一生懸命集めた番組のデータと共に3年間の大総括スペシャルは最終回の1週前の3月17日に放送済み

*2:あとで石井さんと福田さんから返信きてまた興奮してしまったwありがとうございます!

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リア恋枠ヤスくん

Twitterでここ毎日おんなじことを言ってるんだけど、

最近のヤスくんかっこよすぎやしませんか??

ヤス担さんからしたら「いやいや、お前今に始まったことじゃないし。ずっとかっこいいし」って言われそうだけど、最近のヤスくんから溢れる爆モテ感やばくないっすか…今のワンレンストレートの片耳かけの髪型がまたかっこいいっすよね……

前々から私の中のリア恋枠筆頭だったヤスくんがもう単独首位すぎてやばいです……ほんと好きになっちゃう……

以下ここ3日間でヤスくんのかっこよさを再認識して打ちのめされてる私のツイです…

もうやばいよね……恋に片足ツッコもうとしてるよね……

なんとなくだけどヤスくんって女性に対して変な幻想抱いていないイメージもあるし、やさしさのかたまりみたいな人だけど、ふとしたしぐさに男らしさが出ててかっこいい人だと思うんすよ……

そんな中見たジャニ勉ニッチェさんゲストの回できになるところがあったんですよ…。ニッチェ近藤さんの共感してほしい事「最も許せない女子は……マカロン大好きとか言ってるヤツ!!」に対してのエイトの回答、×の札をあげたのがすばくらまるりょん。共感の札をあげたのがヨコヒナヤスくん。

んんんっ!!ヤスくん????

あの女性に寛容そうな、女子力高めのヤスくんが共感の札あげてるの??え??

そのあとも具体的な例に対してコメントしてるのも三馬鹿で、「えーそういう女子もかわいいやん」ってみたらし発言してるのは安定の丸ちゃんで、気になるヤスくんはというとニコニコしてるだけなんですよね……

気になりすぎる……ヤスくんという人がわからない……誰か私に解説してください……

 

そうやってヤスくんにうつつを抜かしててもやっぱりわたしの自担は大倉くんなので、大倉くんのかっこいい姿が見たいです……よろしくお願いします……(締め方迷子)

終わりの時が近づく

春は出会いと別れの季節とよく言うけれど、わたしの大好きなラジオ、『アルコ&ピースのオールナイトニッポン0』が2016年3月24日をもって終了する。

 

わたしのTwitterからこのブログを覗きに来た方のほとんどは「なにその番組?そもそもアルコ&ピースって誰だよ!*1」状態だと思う。だって私ただのジャニオタだし…。

そんなあなたにはこのWikiの放送リスト、番組内容のところをちょっと見てみてほしい。

アルコ&ピースのオールナイトニッポンシリーズ - Wikipedia

アルコ&ピースのオールナイトニッポンシリーズwiki

どうでした?メールテーマだけ羅列されたものを見てると「あーなんかよくあるメールテーマじゃん…」って思うかもしれない。深夜ラジオならではの雰囲気が苦手だという人もいるだろう。でも一回聞いてみてほしい…。*2多分その時に抱く感想は「わけがわからん!」だと思う。だって生放送のラジオでオープニングトークから伏線が張られ、リスナーからのメールでとんでもない方向に話が転がっていき、番組終盤でどうにかこうにか伏線を回収する…もうラジオドラマ状態なのだ。2年半くらい聞いているけどいまだにこの世界観にはついていけない時がある。でもそれがだんだん癖になってきて「この人たちバカだwwwもう最高www」という気分になってくる。

 

『アルコ&ピースのオールナイトニッポン0』*3は2013年4月から始まり、2014年4月に1部と言われる1時~3時のオールナイトニッポンに昇格、2015年4月に異例の降格となり、再度2部と呼ばれる3時~5時のオールナイトニッポン0で放送している。

二度終了宣言をされ、そのたびに昇格降格と劇的な復活劇を遂げてきたこの番組だから、2月25日の放送で「この番組は3月24日をもって終了します。昇格もありません。」なんて言われても簡単に信じられなかったし、『また来週の放送への伏線でしょ?終了通知を探して破り捨てて来年度の継続の辞令を探すんでしょ?』なんて思っていた。

しかし、3月3日の放送で前回前々回終了が告げられた時と同じように終了通知を探して破り捨てようという企画だった。しかし届いた辞令は【オールナイトニッポンパーソナリティの任を解く】だった。本当の終わりが告げられてしまった。

番組に漂う空気も前回前々回は「絶対に終わらせてたまるものか!」という気合がすごく感じられていたのに、この回は「はい、いつも通り終了回避の茶番やります。でもこの番組は終わりますからね」という何とも寂しいものだった。

 

アルピーANNはスペシャルウィーク聴取率調査では民放単独首位という結果を残してきている。3年の放送で多くの固定リスナーを獲得し、番組のハッシュタグ#アルピーANNは放送中のTwitterのトレンドワードで上位に来ることも少なくない。

それでも終わってしまうんだ。

ある程度の筋書きはあるにしても、リスナーのメールによってその日の番組内容がとんでもない方向に飛んでいく予想不可能な展開をしていく、そういう生放送ラジオをリアルタイムで聞くということの面白さをわたしに教えてくれたこの番組。聞き始めたきっかけもこの前番組のナインティナインのANNを聞きながら寝落ちしてしまってふと目が覚めたときだった。誰もこんな時間に起きてないよなとなんだか寂しくなる4時前に何やってるかよくわからないけどなんかめちゃくちゃなことだけはわかるなんか面白そうな番組が1年目のアルピーANNだった。その雰囲気がなんだか「今日はみんなで何して遊ぶ?」というワクワクした学生時代の放課後の教室のようで、メールは送らない聞いてるだけのリスナーもみんなでハッシュタグをつけながらTwitter実況で盛り上がったり、その実況のTLを「また今日も馬鹿なことしてるなーw」とはたから見るだけでも楽しいこの番組が大好きになった。

 

2部のアルピーANNのオープニングテーマ曲、ELLEGARDENのStereoman、


ELLEGARDEN - Stereoman

その歌詞(ELLEGARDEN/歌詞:Stereoman/うたまっぷ歌詞無料検索)を和訳すると*4

blog.goo.ne.jp

 

そして1部時代のエンディングテーマ、andymoriの夢見るバンドワゴン、


andymori「夢見るバンドワゴン」

この歌詞(andymori/歌詞:夢見るバンドワゴン/うたまっぷ歌詞無料検索)の一節にはこんな部分がある。

心無い罵声を浴びることもあるけれど

途切れることのない情熱を連れていく

 

しかしあいかわらずブルースは続いている

時としてくだらないユーモアを交えつつ

後戻りできない恥や悲しい出来事

突然の嵐に我を見失いながら

 

なんだろうこの番組にピッタリすぎる歌詞は…。

アルピーANNのレギュラーコーナーの家族では毎回こんなコーナー紹介にはこんな一文がある。

  我々アルコ&ピースは リスナーのことを家族だと思っている。ぼく平子はお父ちゃん、酒井は兄ちゃん、そう思って接してもらいたい。

これはただのコーナー紹介の一文だし、実際この『家族』のコーナーはこんな設定は全く関係ない。それでもこの番組を聞いてるとだんだんそんな風に思えてくる時がある。アルピーANNはしんどいことがあっても一週間に1回みんなでお父ちゃんと兄ちゃんの声を聴いて家族であるリスナーと一緒に作り、大笑いできる遊び場だ。そしてリスナーみんなの頭の中のStereomanはアルピーANNだ。

そんな年齢も性別も超えた家族みんなの遊び場で、家族のStereomanであるこの番組が4月からはもうない。このブログを書いてる時点では4月以降のオールナイトニッポン0の枠がどうなるか、またパーソナリティがどうなるかは発表されていない。

 始まりがあれば必ず終わりがある。そんなことはわかっているのだけれども、いつの間にか忘れてしまっている。この楽しい時間が永遠に続けばいいのにと思っていても、いつか必ず終わるときが来る。そして終わりを告げられて初めてその大切さ、自分のなかでの大きさに気付いて苦しくなる。

 

そんな中、こんな記事を読んだ。

www.asahi.com

他局ではあるが、終了する予定だった番組がリスナーの声で復活することになったらしい。ニッポン放送でもこういうことができるのか、実は4月以降もニッポン放送で枠が用意されているのかはわからないが、一リスナーの声としてこのブログを書いている。

 

このブログを読んで、もし気になってきたという人がいれば、あと3回なので是非聞いてみてほしい。そしてアルピーANN最終回前の3月17日の放送では3年間の総括スペシャルをやるらしい。今は寂しくて仕方がないが、あと3回しっかり聞いてわたしの中の最高のラジオとして記憶に残したいと思う。

 

*1:アルコ&ピースはざっくりいうとTHE MANZAIで忍者になって巻物取りに行く漫才をしていた人たちです。←

*2:過去の放送がYouTubeにいくつか音源上がってます

*3:以下アルピーANNと表記します

*4:上の動画の概要欄にも和訳あります